
伊与衛門農園について
福井の小さな山あいで、
農薬にも化学肥料にも頼らないお米づくりをしています。
なぜこの土地で、この作り方を選んだのか。
私たちの想いを、少し長くなりますが、聞いてください。

🌾 山あいの農園から、未来へつなぐ米づくり
福井県あわら市熊坂。
石川県との県境にある山のふもとで、
私たちは6人の仲間とともに、静かに、でも力強く農業に取り組んでいます。
ここ熊坂は、見渡す限り田んぼが広がる山間地。
冷たく澄んだ山の水、昼と夜の寒暖差が、作物にじっくりと美味しさを育んでくれる。
けれど今、この地域は高齢化と過疎化の波にのまれ、
手つかずのままの田んぼ──耕作放棄地も年々増えています。
「このままでは、ふるさとの風景が失われてしまう。」
そんな思いに背中を押され、
私たちは荒れゆく田んぼを受け継ぎ、地域を守る農業に挑んでいます。
🍚 自然と向き合う、本物の米づくり
伊与衛門農園では、農薬に頼らない栽培にこだわっています。
自然栽培、無農薬、有機栽培──
どれも効率の良い方法ではありませんが、
「安心して食べられる、本当に美味しいお米」を育てるために、手間を惜しみません。
苗づくりは、ビニールハウスを使わず、田んぼの中で育てる“昔ながら”のやり方。
冷たい風、強い日差し、虫や雨。
自然の中で育った苗は、自ら免疫をつけ、たくましく成長します。
収穫も、米が完熟するその時までじっと待ち、
最後は低温の遠赤外線乾燥で、ゆっくりと仕上げる。
自然のペースに寄り添った、丁寧な米づくりです。
📦 新鮮なお米を、そのままに
収穫したお米は、玄米のまま低温保管庫で保管。
ご注文をいただいてから精米し、
鮮度と香りを保った状態でお届けしています。
機械での選別に加え、最後は人の目でしっかり確認。
農薬を一切使っていないからこそ、
虫のリスクもありますが、それも“自然の証”と考えています。
できるだけ早めに、美味しく召し上がっていただけたら幸いです。
🌾 精米へのこだわり、うまみ玄米という選択
ご注文をいただいてから精米する。
私たちのお米へのこだわりは、それだけではありません。
精米の際、玄米のうまみが詰まった
「亜糊粉層(あこふんそう)」という薄い層を、
あえて残す仕上げにもこだわっています。
専用の精米機「米坊やプロ」で、ぬかだけを
やさしく取り除いた「うまみ玄米」。
白米のような食べやすさはそのままに、
一口ごとに玄米らしい甘みと香ばしさが広がります。
🌱 地域と、未来と、次の世代へ
この熊坂の美しい田園風景を、次の世代にも残していきたい。
そのために、私たちは高齢化で手放された田んぼを引き受け、
「この地を守る農業」を続けています。
昔ながらの天然の山水だけで育てたお米。
自然とともにある暮らし。
それを未来へとつなぐために──
今日もこの里山で、土に触れ、苗に声をかけながら、私たちはお米を育てています。

お米づくりを通して、
仲間たち、お米を食べてくれる方、
家族、そして周りのみんなが、
笑顔で幸せで居続けられる。
それが、僕がお米づくりを続けている理由です。
代表 竜田 伊与衛門(たぶん14代目)

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伊与衛門農園
福井県あわら市熊坂129-10-1
